30代の転職活動が上手くいかない理由

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20社受けても採用されない

受けても受けても採用されない…何故?

30代で転職活動を始めたものの、全然採用されないという方はいるのではないでしょうか。面接でおかしな回答をしたわけでもなく、テンポ良く会話できたはずなのに何故…?と感じている方も少なくないでしょう。
いろいろな理由はあるかと思いますが、今回は採用側と採用される側で一体何がマッチしていないのか解説していきたいと思います。

採用する企業側の狙い

まずは企業側の立場で、30代の転職者に求めるものを考えてみましょう。

あなたが現在働いている会社の30代の方たちはどういうポジションにいるでしょうか。会社の規模にもよりますが、リーダーや課長など中間管理職のような立場にいる人が多いのではないでしょうか。いわゆるプレイングマネージャーといわれるポジションです。この人たちがいない企業の業務は止まってしまいます。企業側はこういった人たち、すなわち『即戦力』を求めているという背景があります。

面接で求められること

では、実際の面接の場面を思い出してください。

あなたの回答は企業側が求める『即戦力』という期待に応えるものでしたか?
「△△が今の会社と合わなくて…」
「○○がやりたい」
といった、不満や期待ばかり伝えていないですか?
面接で第一に重要なのは『採用されたら御社のこの事業においてこんな業務で貢献できます』と伝えることです。

もう少し具体的に考えていきましょう。面接官に志望動機を聞かれた時の回答として、どの人を採用したいと思うでしょうか。

面接官:「志望動機を教えてください。」

Aさん:「今の会社は業務効率が悪く、個人の業務負担が大きいため、毎月の残業時間が80時間を超えています。もっと残業が少なく効率が良い会社で働きたくて応募しました。」

Bさん:「現職では企業のウェブサイト運営の業務を行っています。業務をやっていく内に、企業のSNS運用にも興味を持ちました。御社ではSNSを活用しているので、やってみたいと思いました。」

Cさん:「現職では企業のウェブサイト運営の業務を行っています。御社ではSNSを活用してイベントの集客などを行なっているようですが、ウェブサイトと連動させた施策ができると、より効率良く集客に繋げられるのではないかと思いました。SNSの運用には私も関心があるので、これまでのウェブサイト運用の経験を活かしつつ、SNSと上手く連動させた施策を実施していきたいと思い応募しました。」

企業側で見ると、やはりCさんが一番『即戦力』になりそうですよね。20代までは、Bさんの回答でも採用されることがあるかも知れませんが、30代はやはり経験を活かすという点が重視されます。
転職後に貢献できる内容を前提に置いた上で、+αの動機や期待を伝えると、企業もあなたの話に耳を傾けてくれます。まずは企業の期待に添える人間だということを伝えることから始めてみてください。

終わりに

今回は30代の転職活動において陥りがちな、企業側との意識のずれについて解説しました。思い当たる節があった方は、ぜひ参考に面接の受け答えを考えてみてください。

それでも面接に対して不安を感じるという方は、転職エージェントサービスを活用してみてください。求人を閲覧できるだけの転職サイトと異なり、業界職種に精通したキャリアアドバイザーからの転職活動アドバイスももらえるので一度話を聞いてみるだけでも参考になる情報が得られると思います。

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