転職活動での面接
ここでは中途の採用面接でよく聞かれることと、回答のポイントを解説しています。今回とは別の質問について、解説した記事もありますので、まだ読んでいない方はぜひご覧ください。
これまでの仕事の失敗談

失敗なんてたくさんしたけど、何の話をすればいいのかな?
この質問は新卒の面接時もよく聞かれたかと思います。要するに課題に直面した時にどういう対応で解決してきたかを聞いている質問です。回答の流れとしては以下の通りです。
- どんな失敗だったか(課題の概要)
- なぜその失敗が起こったか(課題が出てきた経緯)
- 解決するために何をしたか(課題解決に向けた対応)
- 解決後にどうしているか(再発防止の対策)
ポイントは2つです。
- 相手が引くような話はしない
- 理的に説明する
相手が引くような話はしない
仕事での失敗談ではお金が絡んでくることもよくあるかと思います。もしあなたのせいで何千万もの損失を出したという失敗談があったとしても、面接ではあまり話さない方が良いでしょう。話のインパクトは強いのですが、「仕事があまりできないのでは?」と単純な疑問を持たれてしまいます。
失敗談がヘビーすぎると、経緯より失敗そのものに注目がいってしまうので注意しましょう。
論理的に説明する
基本的には最初に説明した順序に沿って説明することで問題ありませんが、よくあるのは再発防止の施策が気持ちだけになっているパターンです。「気を付けるようにしました」などの回答だと、それでは再発防止にならないのでは?と思われてしまいます。「忘れていても気付くようにアラートの設定を徹底しました」や「ダブルチェックするようにした」など具体的な行動例を示すことで、最後まで論理的な説明をしましょう。
入社して5年後のプラン

転職先のキャリア事情なんて分からないけど、どう回答するのが正解?
この質問は、社会人としての経験を踏まえた上で、新卒の面接時より具体的なキャリアプランが求められます。転職先の昇進方法など不明な場合も多いですが、その時は現職に当てはめるような形でも問題ありませんので、具体的に話すようにしましょう。
ここでは、あなたが考えているキャリアプランを包み隠さず伝えた方が良いと思います。面接官も、あなたが考えているキャリアプランが実現可能なのか判断する必要がありますし、実現不可能なぐらいズレているのであれば、双方にとって良い結果につながりませんので、入社後のイメージを擦り合わせる意味でも正直に話してみてください。ただし、2年後に辞めるといったネガティブな情報は控えるようにしましょうね。
最後に
今回は第二弾として、面接で聞かれる質問について解説しました。前回と同様、一貫性をもって話すことは重要ですが、今回の質問はより論理的な回答が求められるものかと思います。面接で思いついたことを回答してしまうと、感情論になってしまうこともよくありますので、事前にしっかりと考えておきましょう。
それでも面接に対して不安を感じるという方は、転職エージェントサービスを活用してみてください。求人を閲覧できるだけの転職サイトと異なり、業界職種に精通したキャリアアドバイザーからの転職活動アドバイスももらえるので一度話を聞いてみるだけでも参考になる情報が得られると思います。
