転職活動の面接で聞かれること①

転職情報

転職活動での面接

久々の面接ということもあり、就職活動中にどんなことを聞かれていたか忘れている人もいるかと思います。改めてどんな質問をされ、どんな回答が求められているのか整理しておきますので、面接前の対策に活用してください。

転職理由

まずは当然ですけど、転職理由(志望動機)を聞かれます。転職活動を始めるにあたり、みなさん「転職の軸」を決めたはずですので、その軸に基づいた内容で答えましょう。

「転職の軸」についてはこちら

ここで大事なポイントは以下の2点です。

  1. 現職(前職)についてネガティブな発言をし過ぎない
  2. 応募先で実現できるポジティブな未来を伝える

現職(前職)についてネガティブな発言をし過ぎない

現職に不満しかないけど、どうしたらいいの…?

転職活動をしているということは、現職(前職)に何かしら不満があることは当然です。しかし、「残業が多くてきつい」や「業務が楽しくない」などネガティブな内容をストレートに伝えすぎると、面接官は「ウチに入社しても不満ばかり言いそうだな…」という印象を持ってしまいます。伝え方の工夫として、不満を改善するための努力をしたことも伝えられると良いです。

  1. 不満があったから改善するための提案をした
  2. 提案によってある程度までは改善した
  3. それでも今の会社では限界で満足いくところまでは到達できなかった
  4. だから転職しやりたかったことが実現できる会社に入りたい

こういった流れで説明すると、ただ不満だから辞めるという短絡的な理由じゃないことが理解してもらえます。

応募先で実現できるポジティブな未来を伝える

前述の内容とも絡めながらになりますが、現職(前職)の不満を解消するために実行した内容を、改めて違う形で転職先で活かしていきたいことを伝えましょう。転職理由は一貫性を持っておく必要がありますので、現職の不満から転職先で実現したいことを繋げることで、面接官もスムーズに理解することができます。

以上2つのポイントを踏まえた内容を端的に伝えることができれば、転職理由はOKです。よくあるNGも紹介しておきます。

よくあるNG例

『今の仕事にやりがいがなかったので、楽しそうな業種に就きたい
→楽しいだけの仕事はありませんし、楽しそうと思ったことが唐突すぎるので、面接官に呆れられてしまいます。やりがいが出るために行った工夫、工夫していく中で興味を持てる分野に触れることができたなど、一貫性を持って説明しましょう。

現職(前職)での成果・実績

新卒時の面接では「学生時代に力を入れたこと」など、漠然とした質問があったかと思いますが、中途採用の面接では、実際の業務状況を具体的に聞かれることになります。20代の転職では実績を重視されることは少ないかもしれませんが、主体的に取り組んでいるかなどを回答から判断されることになります。ここで大事なポイントは以下の2点です。

  1. 可能な限り具体的な数字を出して説明する
  2. 転職先で活かせることを織り交ぜながら伝える

可能な限り具体的な数字を出して説明する

面接官はあなたの会社や業務に詳しくないことが多いです。客観的に評価できる指標として数字を出して説明することが非常に重要になります。

例えば、あなたが営業職で社内でトップの売上を上げたとして、面接で「営業で社内トップの売上を上げました。」と回答するよりも、「社内にいる30名の営業の中で、トップとなる1,500万円の売上を1ヶ月で上げることができました。」と説明した方がより伝わりやすいです。もちろん回答に対して、面接官も深掘りするための質問をしてきますが、最初にある程度具体的な情報を伝えておくと、より深いところまで面接でやりとりすることができます。

内勤だし、あまり数字に関わる業務をしていないけどどうしよう?

数字がイメージできない方もいるかもしれませんが、基本的に仕事をやっていく上で、数字に関わらないということはないと思います。例えば、社内であなたしかやっていない業務があれば「社内で私が専任(1人でやっています)しています」となりますし、業務スピードが早いのであれば「他の人の1.5倍のスピードで進めています」など何かしら数字で表現できる部分はあるはずです。ぜひ自分なりの数字を見つけてみてください。

転職先で活かせるポイントを織り交ぜながら伝える

転職理由と重なる部分もありますが、基本的に各設問の回答において、転職先で活かせそうな内容を盛り込んでおくと、面接官もあなたが入社した時をイメージしやすくなります。本当に転職先で活かせるか自信がない時は「もし活かせる場があれば、こういう経験も活かしつつ働いていきたい」と伝えることで、面接官から「こういう場面だと活躍できるかも」というアドバイスが来ることがあります。その内容はぜひ次の選考に反映させていきましょう。

最後に

今回は大きく2つの質問項目についての解説を行いました。いずれの質問においても、一貫性をもった回答と転職先でも活躍できそうなポジティブな回答を心がけることが大切です。そのほかのよくある質問についても今後解説していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました